幕末パノラマ
第三章
動き出すパノラマ
ーーー・・・
「しゅーん、しゅーん、起きて!起きてってばあー!!」
「あと、五分」
高1の冬の事だった、俺の家の家族と真夏のとこの家族で旅行をしようとなり俺たちは京都に来ていた
「もう、それ何回目?次こそは起きてよ!!!今日は一緒に京都を散策約束でしょう?」
「ん〜、うるさい」
「っきやぁっ!!ちょ、春!!」
うるさく俺を起こそうとする真夏を無理やり自分の布団に連れ込む
「ん、お前あったけえ...」
京都は寒かった、いくら部屋に暖房があると言っても流石盆地、寒すぎる
ぎゅーと真夏の体温を感じるように後ろから彼女を抱き締める
「ちょ、春、お母さんたち来ちゃうよ!!」
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