幕末パノラマ
シーンっと静まり返った部屋に苦しい低い声が響く
「はい、俺です...なんて言いたいところですけど...俺は別に拷問したいわけじゃないし、貴方が頑なに口を開かないそのわけは知ってますから...」
「はっ……、なにを根拠にっ..いっ、てやがる!!!!!」
「放火、長州に天皇を、そして...幕府の失脚」
次々に頭に浮かび上がってきた言葉
こいつらがやろうとしてること
間違ってはいないはずだ
その証拠に古高の顔はみるみるうちに青ざめている
「おっ...まえっ!!!?」
「知ってます、だから拷問はしない
けどーーー、貴方に聞きたいことがある」
*