幕末パノラマ




「答える...とっ、思ってんのかぁっ!!?」



「答えてもらう、これは拷問しても...ね」




グッと古高を睨むと古高も力なく俺を睨む




逆さ吊りに五寸釘、その上からの蝋




力がなくなるのも無理はない



きっと、こんな姿が古高の本当の姿ではないはずだ




こんな滑稽な姿が...





「相楽真夏はどうしてるんですか?」




「…………お前っ、その娘の事をっ...ど、こでっっ」




「そんな事はどうでもいい、真夏は...無事...なのか?」




「さぁ、っな、あの、娘とはっ、一度しかぁっ、あったことはないから...な」






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