幕末パノラマ

紅きの夜





「近藤さん達の班は池田屋

俺たちの方は四国屋だ


異論はないな?」



「「「「おうっ!!!」」」」



ある新選組の大部屋で隊士達の声が響く




あれから土方に古高が頑なに口を閉じていた事柄を話した



京の町への放火


天皇を長州へ攫う事



”いかれてるな”


すべて聞き終わった土方はそう俺に一言言うと近藤さんや山南さんと話し合いへと向かった




この事を言うことが正しかったか、正しくなかったなんて今の俺には...



いや、いつになったってきっと分からない




きっとこれから起こるであろう出来事によってはきっと俺はこの行為についてずっと悩み続けなければいけなくなるかも知れない





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