幕末パノラマ





「夕やけ小やけの 赤とんぼ
負われて見たのは いつの日か

山の畑の 桑の実を
小篭に摘んだは まぼろしか

十五で姐やは 嫁に行き
お里のたよりも 絶えはてた

夕やけ小やけの 赤とんぼ
とまっているよ 竿の先」





途切れ途切れに歌われてゆく赤とんぼ




真夏なのか...?





期待と同時に溢れてくる不安



多分、彼女は泣ながらこの曲を歌っている



悲しい本当に悲しい曲




こんな赤とんぼは聞いたことがない




「総司、俺に...行かせてくれ」





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