幕末パノラマ
「俺たちを幕末へと飛ばしたのは、お前なんだろう??
だったら、帰る時も総司がいなきゃね」
そう、俺と真夏を幕末へと飛ばしたのは紛れもなく今目の前で屈託のない笑みを浮かべている総司
「流石、いつから僕が飛ばしたと気づいていたんですか?」
「途中から、最初に疑ったのは総司が真夏に三段付きを当てなかった時からかな
総司があの時の真夏に一突きも食らわせられないなんておかしい、わざとしか思えなかったんだ」
あれは剣士なら絶好のチャンス
決められない方が不自然だ
「確かに、僕はあの時、わざとあてなかった...
けど、それだけでは分からないでしょう?」
総司の言う通りだ
けど、もう一つ、
*