幕末パノラマ
「まさか...バレるなんて思ってもみなかったなあ。」
少しの沈黙ののち、そう口を開いた総司
「なんで...総司が俺たちをここへ?
総司には何も関係がないはずだ」
ましてや、未来の俺たちの事なんて...知る由もないはずなのに
「春は...生まれ変わりって信じますか?」
「生まれ変わり?」
「はい...
春、少し昔の話をしてもいいですか?」
切なそうにそういう総司に俺は自ずと首を縦に振っていた
*