幕末パノラマ






小さな小さな身体全体に泥をつけて遊んでる男の子と女の子



「フッ、何やってんだあいつら...あんな泥だらけになったら真夏に怒られんぞ...?」


小さな俺のつぶやき

呆れたように聞こえるかもしれない

けど、本当は幸せすぎて顔は微笑みが止まらない


そんな二階にいる俺に気づいたのか、パアッと明るい笑顔で俺を見る秋と冬真


「ねえーパパァ!あそぼーよう!」


「僕も僕もー!パパと遊ぶー!」





「秋(あき)、冬真(とうま)、そんな服汚してるとママに怒られるぞ?」




秋は目元は真夏、髪の色は俺に似ている

冬真は完全に俺似、目元も顔も俺そっくり
一つにてるとしたら爪の形は真夏似かな






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