幕末パノラマ




もしかしてここ東京じゃないのか?



サアッと血の気がひいてくる


「まあ、それはいくらなんでもないだろ」



不安を打ち消す為にスマホの明かりを頼りに野原を抜け出そうとする




だんだん歩くスピードは上がり、歩くというより走っているが正しい




「ハァ、ハァッ、ハッ..」


息も上がり、寒かったはずが今は額から汗がにじみ出てきている





なんで、明かりが一つもねぇんだよ



焦りは徐々に怒りに変わり、そして心の中で大きな不安を作っていく




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