幕末パノラマ




ポトんとスマホが手から滑り落ちた




「ま..なつ?」




加速する鼓動


流れる汗




足りなかった..ピースが埋まって行くように、俺の零れた記憶が集まってくる





「あ、っうっあ、」


呼吸が上手くできない

苦しい





「春ー、まだ寝てんのか?っておいっ!」



襖を思いっきり開けて入ってきたのは十番組組長の原田左之助




「はっ、ら...だ..さんっ、」




「おい、春!?春!!!!」






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