まずは、作者のbaby blueさん、完結おめでとうございます。
“敵同志”の恋。許されない物であったとしても、やっぱりその想いを削ることは出来なかった。
春と真夏の恋。
現代と幕末のパノラマ。
何故自分達が、幕末にタイムスリップしてしまったのか。それは、二人の想いあう心がもっともっと近付くために、というのが一番の理由なのかなと思います。
そして、もう一つの理由は大切な人達と出会うため。主人公の春は、新選組の人達と。真夏は、新選組の敵である吉田利麿を始めとした長州の人達と。二人は彼らの志に惹かれていき、彼らもまた二人に惹かれていく。
もしも激動の時代でなければ、春と真夏と、新選組と長州の人達…。みんなが笑って並んでいる光景が目に浮かんできます。
最後まで仲間との思いを貫き、最後までお互いを愛した春と真夏。
そんな二人が描くパノラマは最高でした。
ぜひ読んでみて下さい。