タイムリミット~何度、愛してると言えますか?~
初デートの前日。
今日は月に1度の定期検査の日。
毎回、1人で行っているけどこのときの不安に慣れることはないだろう。
不安と緊張でお腹がキリキリするのを感じながら玄関のドアを開けた。
と、そこにいたのは。
「おはよう、くるみ。」
自転車にまたがり玄関の前にいたのは、恭平だった。予想外の人物に驚いて目を何度もパチクリさせる。
「‥‥えっ、恭平‥?あれ、なんで?あ、今日ってもしかして5日?日にち間違えた?」
わけのわからないことを言ってオロオロするわたしに、笑いかける。
「4日は定期検査の日だって前に言ってただろ?いつも1人だって言うから、心細いだろうなって ずっと思っててさ。彼氏になったことだし‥一緒に病院に行っても、おかしくないだろ?」
はにかむ恭平のほおは、赤い。照れ笑いがかわいくて、キュウンと胸が鳴る。
「‥‥ありがと、う‥。」
声が少し震える。張りつめていた糸がゆるんだ気がして、泣きそうになる。
今日は月に1度の定期検査の日。
毎回、1人で行っているけどこのときの不安に慣れることはないだろう。
不安と緊張でお腹がキリキリするのを感じながら玄関のドアを開けた。
と、そこにいたのは。
「おはよう、くるみ。」
自転車にまたがり玄関の前にいたのは、恭平だった。予想外の人物に驚いて目を何度もパチクリさせる。
「‥‥えっ、恭平‥?あれ、なんで?あ、今日ってもしかして5日?日にち間違えた?」
わけのわからないことを言ってオロオロするわたしに、笑いかける。
「4日は定期検査の日だって前に言ってただろ?いつも1人だって言うから、心細いだろうなって ずっと思っててさ。彼氏になったことだし‥一緒に病院に行っても、おかしくないだろ?」
はにかむ恭平のほおは、赤い。照れ笑いがかわいくて、キュウンと胸が鳴る。
「‥‥ありがと、う‥。」
声が少し震える。張りつめていた糸がゆるんだ気がして、泣きそうになる。