MY DEAR…
「…?」
急に立ち上がるので、あたしはビックリしてお姉ちゃんを見る。
するとお姉ちゃんがいきなり部屋の外へ飛び出して行った。
「…!?」
あたしは驚いて体を起こす。
「ゆーやぁ~~っ!!」
お姉ちゃんの大きな声は玄関に向かって行った。
「ん…?」
お姉ちゃんの声に靴を脱いでいた竹下が顔を上げる。
瞳に涙をいっぱい溜めたお姉ちゃんが、一目散に竹下に向かって飛びつく。
「うわっ!?なんだ?なにがあった!?」
いきなり飛びついてきたお姉ちゃんに竹下は驚きの声を上げる。
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