secret heaven〜彼らは確かにそこにいる〜
「コイツってアイツじゃん!!」
『…ああ!!あの時の彼だね』
あの時の…かれ?
やっぱり知り合いだったりしたんだろうか。
ハナビシさんは、青色のファイルに挟んでいた用紙をクドに渡す。
「ほらやっぱり!!どっかで聞いた事あったんだよなー」
その用紙をヒラヒラさせながら、モエさんに近付き顔の前に突きつける。
「キトウの丸ハゲくん!!今は、随分髪が伸びたんだー」
「………」
「あたしあの時、毛根までいっちゃったと思ってたけど、無事だったんだねー」
「…………」