secret heaven〜彼らは確かにそこにいる〜



そうだった。


せっかくクド達と会えたのに、もうお別れだ。



もうこの人たちとは一緒に居られない。



ほんの数時間の出来事なのに、知り合ってまだ短い時間なのに、こんなにも名残惜しい。




クドたちにとっては、これは仕事で日常茶飯事なのかもしれない。



助けては別れを告げ、助けては別れを告げの繰り返し。




なんて事のない彼らの生活だけど、助けられた者にとっては忘れられない大事な出来事。




だからきっと、こんなに切なくなるんだ。





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