secret heaven〜彼らは確かにそこにいる〜


続けざまに3杯注文した所で、マスターに止められた。


だけど、飲まないとやってらんない。


大人には、そういう事もある。



それでもマスターは気を使って、少し度数の低いカクテルを作ってくれた。



甘酸っぱいカクテル。




それをどのくらい飲んだのだろう。



気付けば、私はカウンターに座るあの少女に話しかけていた。


少女は特別、驚くわけでもなく私の話に付き合ってくれた。




私はこの時、相当酔っていたんだと思う。


見ず知らずの少女にこんな話をするなんてね…。



恥さらしもいいところだ。







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