焦がれて


「で?許したわけ?」


「うん…」



小さく頷くと、マイに寛大なため息を頂戴した




「そんな顔するくらいなら行かないでって言えばよかったじゃん」



マイの言うことは正しい


だけど…




「だって言えないじゃんー。秘密にされたならまだしも、行く前に許可とられたんだよ?」



「まぁ合コン行くって事前に言った時点で、やましいことはないんだろうけど。」



そう


私のため息は彼氏の一言から始まったのだ


< 101 / 191 >

この作品をシェア

pagetop