焦がれて


「え、何って…」


言いにくいことなのかいいどもる笑さんとそれを見てニヤニヤするショウヘイさん


「何?俺に言えないこと?」


陸人の苛立った声に私とユウちゃんは見詰め合ってしまう


機嫌の悪いとこ、初めて見たかもってくらい珍しい



「いや、違うくって!…三人で、陸人が、あ。いや、頑張り、ます?」


動揺しきってる笑さんはもう何言ってるかさっぱり分からない



「ぷぷ!!笑頑張るんだ!!笑頑張っちゃうんだ!!」


「チッ、ショウヘイ何言ったんだよ」


爆笑するショウヘイさんを問い詰める陸人



「夜のお楽しみだよ。よ、る、の。」


また下品にゲラゲラ笑うショウヘイさんは、


「あ、やべ。バイトだ。じゃあな笑。電話して来いよ。」


そういって慌てて出て行ってしまった。



出て行くショウヘイさんの背中を見つめていると、


「あ、」


ふと前に言われた言葉を思い出す。



陸人と付き合ってるとき、




"アイちゃんってさーなんかどことなーく似てんだよなぁ"


"誰にですか?"


そう聞いた私に少し恥ずかしそうにはにかみながら


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