焦がれて



「今日さ相方、休みだろ?」


少し考えた様子をした彼女は、


「あぁ、うん」


誰のことか納得したかのように頷いた



「帰り、一人じゃん?」


「うん」


「で、だから、」


まさかのここで詰まる俺



「だから、」


見つてくる彼女に益々口がごもる


「い、」


「い?」


首をかしげて真似をした彼女に思わず、




「い"ぃー」


叫んでいた…



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