クロニクル☆壱☆〜出会いと旅立ち〜
少年は睨みつけるように少女を見ました。
「だって、一人でいるより私と一緒に遊んだ方がよくない?」
「!」
少女の言葉に目を見開く
「?どうしたの」
意外だと思ったのか、少女は首を傾げながら問う。
「いや、珍しいと思っただけだ」
「珍しい?」
「あぁ」
少年は少女の綺麗な瞳を真っ直ぐ見ながら、言った。
「しかし、こんな俺で良いのであれば、一緒に遊ぼう。」
「うん!」
あまりにも嬉しくはしゃぐ少女に少年は頬を緩めた。