クロニクル☆壱☆〜出会いと旅立ち〜

驚いたが、すぐに冷たい表情になり




「いらない。名など、あったところで何になる」





「名前があれば、今此処に生きているっていう証になるでしょ?」





「そんなものいらない。俺は・・・望まれやしないんだ‼」





「っ!」




パシンッ




「・・・っ!」




少年は驚いた。一体、何が起こったのかよく分からなかった。





「な、んで・・・そ、んな・・・こと、を・・・いう、の?」




涙を流しながら、雪奈は訴える。




「だって・・・本当のことだろ?」





悲しい顔をする少年に胸を締め付けられるような感覚がし顔を歪める

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