クロニクル☆壱☆〜出会いと旅立ち〜
「しばらくは会えなくなるのか・・・寂しいよ。」
シュンとする紅蓮に雪奈は
「大丈夫だよ!すぐ終わるよ?たったの二日じゃない!」
「それでも!俺には雪奈しかいないんだ・・・」
「・・・」
「ご、ごめん。変なこと言って」
「ううん。私にも、紅蓮しかいないよ?あ、そうだ!」
「?」
「これ、御守り。一応、持って置いて?」
手渡されたのは、手作りの御守りだった
「なんで?」
「なんでも。いつか、絶対に彼方を守ってくれるから」
「う、うん」