肉食女子の恋愛劇場
「あ!高梨ぃ!!遅いぞ!!」
担当の先生が叫んだ。
「すいません。
担任の先生に頼まれていた事をしていたんですけど遅れてしまって…」
「あ?そうなのか?なら、いいぞ」
当然でしょ!!
私は第3レースの4コース。ちょうど真ん中らへん。
速い人はあんまりいないし
優勝目指してがんばらないと!!
そんなコトを考えていて時、ある人が視界に入った。
ダダダッ
は、速い……。
その人は圧倒的な差で優勝した。
意外…。
いや、こんなこと思っちゃ失礼か…。
『続きまして次は100m女子です……』
あ!やば!!
もうすぐだ!!どきどきするーーー……。
―――パァン!―――
その音が鳴る度にどんどん走っていく、皆。
そして私のレーンまでまわってきた。