約束~青空の下でキミがおこした奇跡~
「傷つけてごめん。 恥ずかしいけど、さっき他クラスの体育委員と話してて嫉妬した」
その瞬間、私は優太の腕の中に包まれた。
「ゆ、ゆうた…?」
「本当は、明日のリレーで一位になったら、言おうと思ってたんだ」
優太は照れくさそうに頭をかいた。
「優太…」
「もし、明日のリレーで一位になったら、付きあってくれませんか?」
「…はい、もちろんっ!!」
私はとても嬉しくて、今度は嬉し涙が溢れてきた。
「泣くなってー」
優太は、優しく私の瞼にキスを落とした。
「もうっ!」
私は、プクーって頬を膨らまして優太のことを見た。
「っ!俺以外のやつに上目づかい禁止な」
「う、うん」
「よし、絶対明日一位になるから」
「うん、楽しみにしてるね?」