俺の幼馴染が鈍感過ぎる
私の言った一言に、なみは何を思ったのかな。
なみは、暗い雰囲気のまま、全く喋らなかった。
そして、数日後には、私の友達真菜とキスしてた。
何がしたいの?
私に好きと言いながら、何をしているの?
でも、アイスで機嫌を直しちゃったのは…私のミス。
あぁ、アイスが甘いのが悪い。
でも…怒って先に店を出てしまったけど。
店を出たら、もう一人の幼馴染燈ちゃんがいた。
小学校の頃以来だから、本当に久しぶり。
「…久しぶり、優明」
「あ、燈ちゃん…?」
久しぶりに見た幼馴染は、大分変わっていた。
女の子みたいな顔だったのに、今はかなり爽やかな男の子と言う感じの男の子になってる。
「相変わらず、あいつ…美波は、斜め上の愛情表現してんのか?」
「斜め上の愛情表現?」
「例えば、好きと思ってもらえてるかも分からない相手にヤキモチをやいてもらいたくて、目の前で別の女とキスするとかな」
あれ?
この話では、おかしい。
「私のこと…なみは好きって事?」
「うん、そういうこと」
「えー、本当に?」
「本当だよ」