俺の幼馴染が鈍感過ぎる

もう、帰ろう?

と言えば、思案顔になりつつも、燈は頷いた。


「帰り…昨日のあの店でアイス食いにいこーぜ」


「え?」


燈が実はアイスが好きだと言うのは知っている。

放課後デートと言うやつだと言うのも、分かる。

でも、あの店は燈が引っ越してから出来た店だから、なみとしか行ったことがない。

それを考えると…燈とは行きたくない。



「どうした?」


でも、いい断り方が見つからなくて、本当のことを言うのは感じが悪いような気がして…結局は行くことになった。



< 38 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop