俺の幼馴染が鈍感過ぎる
あぁ…俺、ゆうとキスしたこと…一回しかねぇな。
ファーストキスの一回。
それから今まで…一回もキスしてねぇ…。
よし、開き直ろう!
過去は変えれねぇが、未来は作れるっ!
取り敢えず今は、ゆうとのキス。
ゆうの唇は、甘い。
何よりも甘い。
でも、しつこい甘味じゃない。
そして、柔らかい。
唇を離し際、ペロリとゆうの唇を舐めた。
本当はもっと長く口付けていたかったけど…ゆうの唇が震えていたから、しないことにした。
大好きだってことを再度思いながら、ゆうを見つめる。
「俺と、付き合ってくれる?」
「…もう、意地悪しないでね」