帝国学園王国



特に行き先はなかったみたいで、近くの公園に来てぶらぶらと歩いている。


でも、こーゆ感じ私は大好きなんだ。


『蓮二くんはさ、学校でモテモテでしょう?』


『………いや、性格がこんなんだからな(笑)俺本当に女苦手なんだよなー。』


やっぱ苦手なんだ…

じゃあこれから一生お付き合いとかしないのかな。


『あかりは特別だな。』


へ?

あかりって呼ばれた。

私は特別なの?


『どーゆ、意味?しかもあかりって……』


『お前がいきなり蓮二って呼ぶからだろーが。』



蓮二くんは顔をそむけてつぶやいた。

きっと顔真っ赤なんだろうな。


『あ、ごめんね。いきなり蓮二くんって呼んで……』


『謝らなくていい。俺はその方がいい。』




どうしよ。
幸せ過ぎて空飛べそう。


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