帝国学園王国



『あ、そうだ、蓮二くんの好きなおかずとか教えて?』


『んー。唐揚げ。卵焼き。』


かわいい……。


よし、明日の朝、頑張ります!


『本当にごめんね、買い物までつき合わせちゃって。』


しかも荷物まで持ってもらっちゃって。

『いや、むしろ俺が勝手について来ただけだし。』


『ありがとう。本当に楽しかったよ。』


『次は、映画とか…あかりが行きたいところいこうな。』


きゅん。


『うん!』


『じゃあな。』


『ありがとう。気をつけて帰ってね…』


その瞬間。


蓮二くんはくるりと振り返っては


『忘れ物…』


って言ってほっぺたにキスして

『じゃあな。』


って頭なでなでして…

去って行った。





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