帝国学園王国
でも、この人達間違ってる。
『そんなこと、私がさせない!』
『あなた…。ただじゃおかないわよ。』
『ブラックの分際で何ができるっていうの!』
お嬢様達がご立腹。
私はふと陸からもらったネックレスを思い出した。
たしか、学園内でなにかあったらこれが解決してくれるって言ってたよね?
半信半疑でネックレスを前に差し出す。
『……!』
お嬢様達の顔がどんどん青ざめて行く。
このみと蓮二くんは目が点になっていて。
『ふん!どうせ偽物に決まってるわ!そのネックレス、かしなさい!』
お嬢様達が無理やりネックレスを奪い取ろうとした時だった。
『あかり、そのネックレス…誰からもらった?』
このみが冷静な声で聞いてきた。
『陸って言う…友達。』