帝国学園王国





陸のオーラがすごすぎて存在感が大きかった。



陸が登場すると周りにいた生徒が一瞬でお辞儀をして顔を上げない。


『陸…あの、ネックレス…』


『はい。もう取られないようにしてね。』


陸は相変わらずの優しい声でネックレスを返してくれた。


『ありがとう。あの、私もお辞儀…した方がいいよね?』


どうしよ。

周りの人達、顔上げる気配がしない。


『あかりは、いいよ。』


陸はニコッと微笑んでさらにもう一言。


『みんな、今の出来事、なかったことにするよね?』



『はい!』


その場にいる生徒全員の声が揃った返事だった。




< 42 / 85 >

この作品をシェア

pagetop