帝国学園王国
『あかりはどうするつもり?』
蓮二くんが無表情で聞いてきた。
『…そうだよね。ネックレス私なんかが持ってちゃいけないよね。返さないと。』
蓮二くんの表情が一瞬だけ和らいだ気がした。
『…いいのか。そのネックレス持ってたらプラチナになれるんだ。この学園で惨めな思いすることだってない。』
『私、プラチナには興味ないよ。それに2人といられれば、この学園での生活、どんなことがあっても楽しいと思える。』
『あかりー!』
このみがまたぎゅって抱きついてきた。
…うん。
わたしの居場所はやっぱりここだよ。