俺とバスケと幼馴染
「なー、どんな子来るんだろうな」

「ん、何が?」

部活終わりの体育館で、親友の秋秀とダベってる俺。

あー、まぁ親友っても子供の頃からの付き合いって訳じゃなくて高校入ってからだけど。

他の連中は片づけが終わるとさっさと帰ってしまった。

「何がって、新入生だよ新入生」

「あー、なるほどね」

そういや明日には合格発表だったな、うちの学校も。

ちなみに、俺らの通ってる清光学園は学力は県内屈指だ。

その癖、運動部も県内では中堅以上。

いわゆる文武両道校ってやつ。

あー、でも俺は勉強からきしだけど。

定期テスト何て赤点回避に必死だしね。

スポーツ特待で拾って貰わなきゃこんな頭いい学校に受からないし。

ちなみに、俺が入っているバスケ部も多分に漏れず県ではトップクラス。

去年は後一歩の所で全国を逃しているから、今年は絶対にって思いもある。

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