ロスト・プリンセス
涼介side
柚稀が居なくなってから約1ヶ月がたった…
未だにあいつがいない生活に馴染めずにいる。
TVをつければ柚稀の帰還についての報道番組。街を歩けば皆ロスト・プリンセスの話をしているもう少しでどっかの御曹司との結婚も決まってるとか…
せ「涼介!」
り「えっ?!なに?!」
やべぇ…ボーっとしてたせ「また柚稀ちゃんの事考えてたでしょ?」
り「……」
せ「図星かぁ…もしかして噂の事きいたの?」
り「……」
俺が黙り込んでると晴也がため息をついた。
り「…俺、あいつの事何も知らないな~と思って…」
せ「そんな事ないよ」
り「あるんだよ。誕生日だって血液型だって離れるまで名字すら知らなかった」
好きな物だって嫌いな物だって何も知らない…
あれだけ毎日側にいた柚稀が遠い。せめてもう一度だけでいい会って話したい…
そう考えて歩いていると誰かにぶつかった。
り「すいません!…え…?」相手の男は俺を見ずに去って行った。
…今…
囁いたよな?
男「後で必ずポケットの中身を見ろ。」
ポケット?何か入れてたっけ?手を入れて探ってみた
り「っっ?」小さく筒がでてきた…何だ?…
中には紙切れが一枚
り「は?」その内容は
「明日の夜8:00自宅に居るように申し上げる」
柚稀が居なくなってから約1ヶ月がたった…
未だにあいつがいない生活に馴染めずにいる。
TVをつければ柚稀の帰還についての報道番組。街を歩けば皆ロスト・プリンセスの話をしているもう少しでどっかの御曹司との結婚も決まってるとか…
せ「涼介!」
り「えっ?!なに?!」
やべぇ…ボーっとしてたせ「また柚稀ちゃんの事考えてたでしょ?」
り「……」
せ「図星かぁ…もしかして噂の事きいたの?」
り「……」
俺が黙り込んでると晴也がため息をついた。
り「…俺、あいつの事何も知らないな~と思って…」
せ「そんな事ないよ」
り「あるんだよ。誕生日だって血液型だって離れるまで名字すら知らなかった」
好きな物だって嫌いな物だって何も知らない…
あれだけ毎日側にいた柚稀が遠い。せめてもう一度だけでいい会って話したい…
そう考えて歩いていると誰かにぶつかった。
り「すいません!…え…?」相手の男は俺を見ずに去って行った。
…今…
囁いたよな?
男「後で必ずポケットの中身を見ろ。」
ポケット?何か入れてたっけ?手を入れて探ってみた
り「っっ?」小さく筒がでてきた…何だ?…
中には紙切れが一枚
り「は?」その内容は
「明日の夜8:00自宅に居るように申し上げる」