ロスト・プリンセス
柚樹side
ゆ「お父様と?」
思わず涼介の顔を見上げた。
ゆ「どうして…?」
り「黙っててごめんな。でも…本当の事を言ったらお前来なかっただろ?」
ゆ「それは否定できないけど…でもなんでお父様に?」
り「すぐにわかるよ。」涼介が何を考えてるのか私にはさっぱり分からなかった。
高宮「こちらになります。」
お父様が待っている部屋まで案内された。
高宮「私はこれで失礼させて頂きます。」
り「ありがとうございます。」
高宮が去ると、涼介が深呼吸をした。
ゆ「緊張してる?」
り「そりゃね。」
ゆ「……」
ぎゅっ…
り「柚樹…?」
私は思わず涼介の手を握っていた。
ゆ「私も緊張してる。」 り「…そっか。」
ゆ「一緒だね。」
り「だな。じゃ、いくよ?」
ゆ「うん。」
コンコンッ
扉をノックして、開けた父「…柚樹…」
部屋にはお父様とお母さんの2人だけ。
母「どうぞ、入って。」り ゆ「失礼します…。」中に入って2人で腰掛けるものの部屋にはなんとも言えない沈黙が広がっていた。
父「…元気にしていたか?」
沈黙を破るように発せられたお父様の言葉。
ゆ「…はい、とても。」父「そうか。それなら良かった。」
お父様…少しやつれた?父「それで…今日はどういった用件なんだ?私に話があると聞いたのだか…」
り「はい、どうしてもお伝えしたい事がありまして…」
…伝えたいこと?
り「…僕に…柚樹さんをください。」
ゆ「お父様と?」
思わず涼介の顔を見上げた。
ゆ「どうして…?」
り「黙っててごめんな。でも…本当の事を言ったらお前来なかっただろ?」
ゆ「それは否定できないけど…でもなんでお父様に?」
り「すぐにわかるよ。」涼介が何を考えてるのか私にはさっぱり分からなかった。
高宮「こちらになります。」
お父様が待っている部屋まで案内された。
高宮「私はこれで失礼させて頂きます。」
り「ありがとうございます。」
高宮が去ると、涼介が深呼吸をした。
ゆ「緊張してる?」
り「そりゃね。」
ゆ「……」
ぎゅっ…
り「柚樹…?」
私は思わず涼介の手を握っていた。
ゆ「私も緊張してる。」 り「…そっか。」
ゆ「一緒だね。」
り「だな。じゃ、いくよ?」
ゆ「うん。」
コンコンッ
扉をノックして、開けた父「…柚樹…」
部屋にはお父様とお母さんの2人だけ。
母「どうぞ、入って。」り ゆ「失礼します…。」中に入って2人で腰掛けるものの部屋にはなんとも言えない沈黙が広がっていた。
父「…元気にしていたか?」
沈黙を破るように発せられたお父様の言葉。
ゆ「…はい、とても。」父「そうか。それなら良かった。」
お父様…少しやつれた?父「それで…今日はどういった用件なんだ?私に話があると聞いたのだか…」
り「はい、どうしてもお伝えしたい事がありまして…」
…伝えたいこと?
り「…僕に…柚樹さんをください。」