切恋~二人の約束~
まるで時が止まったかのようだった
私の大好きなキミがいる。
同じクラスに・・・近くにいる。
神様。ありがとうございます。
私は神様に感謝します。
クラスに入るとすぐ分かった。
いつも猫背で髪は栗色で少し撥ねてて・・・
それはきみしかいなくて
「夢姫・・和揮くんと隣!?よかったじゃん!」
「うん!今寝てるけど・・」
「頑張ってね!」
「うん・・・」
話してると先生が入ってきた。雪奈はすぐに前をみた。
私は隣のキミを見る。
やっぱりキミは寝てる。
「宮野は寝てんのか?隣の・・・宮名起こしてやれ」
「はい!宮野くん・・・和輝起きて?」
「ん~何・・」
「学校だから寝ちゃだめだよ?」
「そっか。学校だった・・ありがと。」
キミが伸びをしながら笑ってくれた。
昔と変わらない笑顔・声変わりしたキミの声。
全てが愛しかった。
「うん!」
キミと会話ができて・・・キミの声が聞けて幸せだった。