202号室の、お兄さん☆【完】
「えー、みかどちゃん、あの聖マリア女学院? 偏差値75の?登下校の通学路まで指定されてて、先生が見張ってるのよねぇ」
千景さんに連れて行かれた場所は、オシャレなファッションビル。もちろん初めて入る場所で、オシャレレベルが高すぎて軽く目眩が起きました。
千景さんも、大げさに驚いた後、急に納得したように頷いた。
「それは、オシャレなんてできないわよね。めっちゃ進学校だし、小学校から聖マリア女学院なんて、本当にお嬢様なのねぇ」
「なんか……すいません」
「? 何で謝るの? みかどちゃんが大学落ちてくれたから、私たち出会えたんだよ。
あ、これこれ、このワンピース可愛いよー」
千景さんは数点、ワンピースを見立てくれた。なかなか女子力の高い、ピンクや赤のワンピースだけど、私に似合うのかな?
「小物にこのバッグとアクセサリーも良いわね。お金いくらある?」
試着室を開けながら、千景さんが尋ねてくれた。
「お年玉貯金がだいぶあるから、大丈夫です」
そう言うと、千景さんは笑った。
「みかどちゃん、純真無垢で可愛いわね」
と。
千景さんに連れて行かれた場所は、オシャレなファッションビル。もちろん初めて入る場所で、オシャレレベルが高すぎて軽く目眩が起きました。
千景さんも、大げさに驚いた後、急に納得したように頷いた。
「それは、オシャレなんてできないわよね。めっちゃ進学校だし、小学校から聖マリア女学院なんて、本当にお嬢様なのねぇ」
「なんか……すいません」
「? 何で謝るの? みかどちゃんが大学落ちてくれたから、私たち出会えたんだよ。
あ、これこれ、このワンピース可愛いよー」
千景さんは数点、ワンピースを見立てくれた。なかなか女子力の高い、ピンクや赤のワンピースだけど、私に似合うのかな?
「小物にこのバッグとアクセサリーも良いわね。お金いくらある?」
試着室を開けながら、千景さんが尋ねてくれた。
「お年玉貯金がだいぶあるから、大丈夫です」
そう言うと、千景さんは笑った。
「みかどちゃん、純真無垢で可愛いわね」
と。