202号室の、お兄さん☆【完】
「なぁんでこんな小娘に?」
「……別に。昔からあんたのその香水の臭いに吐き気がしてたし。鳴海の害にしかならないから、こっちが監視してやってただけ。
……行くぞ」
岳理さんに引っ張られて、食堂を出て行こうとするが、お義母さんの怒りのオーラが半端なく感じられた。
確かに、お義母さんの色気は凄いですし、惑わされる人は多かった。
手玉にとって、男の人からちやほやされるのが好きだから、
こんな風に蔑ろにされて、プライドがズタボロなんだ。
「岳理さん、怒ってますよ!」
「知らない」
「でも」
私は、岳理さんに捕まえられていた腕を何とか振り解き、お義母さんを睨み付けた。
「わ、若さでは負けませんから!!」
「?」
「が、岳理さんも、と、年増の色気より、貧乳でも若い方が良いのですよっ!」
「――何ですって?」
「お、お父さんのざ財産目当て!!」
「お前」
屈辱で、お義母さんは美しい顔を歪め始めた。
「――何騒いでるの?」
ああ……、バットタイミングで千景ちゃんの登場です。
「……別に。昔からあんたのその香水の臭いに吐き気がしてたし。鳴海の害にしかならないから、こっちが監視してやってただけ。
……行くぞ」
岳理さんに引っ張られて、食堂を出て行こうとするが、お義母さんの怒りのオーラが半端なく感じられた。
確かに、お義母さんの色気は凄いですし、惑わされる人は多かった。
手玉にとって、男の人からちやほやされるのが好きだから、
こんな風に蔑ろにされて、プライドがズタボロなんだ。
「岳理さん、怒ってますよ!」
「知らない」
「でも」
私は、岳理さんに捕まえられていた腕を何とか振り解き、お義母さんを睨み付けた。
「わ、若さでは負けませんから!!」
「?」
「が、岳理さんも、と、年増の色気より、貧乳でも若い方が良いのですよっ!」
「――何ですって?」
「お、お父さんのざ財産目当て!!」
「お前」
屈辱で、お義母さんは美しい顔を歪め始めた。
「――何騒いでるの?」
ああ……、バットタイミングで千景ちゃんの登場です。