202号室の、お兄さん☆【完】
「お前ら、俺の『仕事部屋』に勝手に入んな」
えっ 仕事部屋……?
「「へー、此処で仕事してんの?」」
2人は遠慮せずに中に入って、きょろきょろ、ペタペタしています。
「そういえば、岳理さんのお仕事って……?」
来れば分かるって言ってたけれど。
そう尋ねると、変わりに2人が答えてくれた。
「パソコンで、檀家の法事予定や行事の予約とか管理してるんだよ」
「孔礼寺のHPとか見た事ない? あれも岳リンが作ってるよ」
「あぁ!! いつぞや弟がHP見てました!」
確か、室町時代から続く云々って書かれてたのを覚えてます!
後から入って来たドラガンさんも、物知り顔で口を出して来ます。
「T大の理学部数学科じゃろ。それぐらい簡単にできそうじゃな」
……そ、うなんだ。
私は機械に疎いから、ちょっと尊敬します。
「だから、ばっりばりの文系の葉瀬川さんはこのシステム管理はできないんだよ」
「分家の葉瀬川さんを跡取りにさせないように、岳リンったら寺の仕組みをシステム化しちゃったんだよ。怖くない?」
……あ。
何かその様な話も、葉瀬川さんとしてました!
「違う。分家とウチでモメてたからおじさんがピエロになってくれただけ」
岳理さんが舌打ちしながら説明してくれました。
えっ 仕事部屋……?
「「へー、此処で仕事してんの?」」
2人は遠慮せずに中に入って、きょろきょろ、ペタペタしています。
「そういえば、岳理さんのお仕事って……?」
来れば分かるって言ってたけれど。
そう尋ねると、変わりに2人が答えてくれた。
「パソコンで、檀家の法事予定や行事の予約とか管理してるんだよ」
「孔礼寺のHPとか見た事ない? あれも岳リンが作ってるよ」
「あぁ!! いつぞや弟がHP見てました!」
確か、室町時代から続く云々って書かれてたのを覚えてます!
後から入って来たドラガンさんも、物知り顔で口を出して来ます。
「T大の理学部数学科じゃろ。それぐらい簡単にできそうじゃな」
……そ、うなんだ。
私は機械に疎いから、ちょっと尊敬します。
「だから、ばっりばりの文系の葉瀬川さんはこのシステム管理はできないんだよ」
「分家の葉瀬川さんを跡取りにさせないように、岳リンったら寺の仕組みをシステム化しちゃったんだよ。怖くない?」
……あ。
何かその様な話も、葉瀬川さんとしてました!
「違う。分家とウチでモメてたからおじさんがピエロになってくれただけ」
岳理さんが舌打ちしながら説明してくれました。