202号室の、お兄さん☆【完】
その後、迎えに来た麗子さんにお兄さんは気持ちを伝えると、
――麗子さんは涙を零して喜びました。
お兄さんは、一度も私には着いて来て欲しいとは言いませんでした。
お兄さんはいつまでも、人に頼るだけの人ではないのです。
ちょっぴり麗子さんは子ども扱いし過ぎた様です。
それからの日々は、麗子さんの手配で猛スピードで過ぎて行きました。
私とお兄さんが離れる、
カウントダウンです。