202号室の、お兄さん☆【完】
「あ、明太子パスタになります……」
私がお皿を置くと、金髪の人は目を細めて、微笑んだ。
……ただ、それだけなのに照れてしまう。
「あ、あのっ」
せめて、挨拶だけでもしなければっ
「201号室に引っ越しました、楠木みかどと申します」
私が深々と頭を下げ、再び2人を見ると、とても驚いた顔をしていました。
「あ、の……?」
「「どうして、君みたいな可愛い子が、あんなボロアパートに?」」
美しくハモる2人は顔を見合わせ、そして、段々と瞳を輝かせて喜んでくれました。
「お婆さんの趣味で、イケメンだけしか入居できないと思ってたんだ」
「若い女の子が入居なんて、華やかになるなぁ」
2人は、名残惜しげに猫を下ろし、ご飯を食べ始めました。
「ふふっ 君と出会えた喜びは、食事の後で良い? ちょっと俺たち、腹ぺこでさ」
「是非とも、デザートを一緒に食そう。ご馳走させてくれ」
そ、そんな。
笑顔の安売りと言わんばかりに、天使のような笑顔を絶やさない2人。
ドキドキして、目が離せないです。
「ご、ごゆるりされておくんなまし!!!」
焦って、怪しい日本語を発しながり、私は逃げるように店内へ戻りました。
び、びっくりしたぁ。
私がお皿を置くと、金髪の人は目を細めて、微笑んだ。
……ただ、それだけなのに照れてしまう。
「あ、あのっ」
せめて、挨拶だけでもしなければっ
「201号室に引っ越しました、楠木みかどと申します」
私が深々と頭を下げ、再び2人を見ると、とても驚いた顔をしていました。
「あ、の……?」
「「どうして、君みたいな可愛い子が、あんなボロアパートに?」」
美しくハモる2人は顔を見合わせ、そして、段々と瞳を輝かせて喜んでくれました。
「お婆さんの趣味で、イケメンだけしか入居できないと思ってたんだ」
「若い女の子が入居なんて、華やかになるなぁ」
2人は、名残惜しげに猫を下ろし、ご飯を食べ始めました。
「ふふっ 君と出会えた喜びは、食事の後で良い? ちょっと俺たち、腹ぺこでさ」
「是非とも、デザートを一緒に食そう。ご馳走させてくれ」
そ、そんな。
笑顔の安売りと言わんばかりに、天使のような笑顔を絶やさない2人。
ドキドキして、目が離せないです。
「ご、ごゆるりされておくんなまし!!!」
焦って、怪しい日本語を発しながり、私は逃げるように店内へ戻りました。
び、びっくりしたぁ。