202号室の、お兄さん☆【完】

「じゃあ、私は海に行きたいです」

私もお兄さんの腕を掴みながら、言いました。



お兄さんは両手に花の状態で、やれやれと諦めたように笑いました。









「じゃあ、行きましょう」




そう言って、花忘荘を後にしたのでした。











 
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