最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~



数日後の休み、私は新しい白のミニワンピに袖を通した。

久々に、成美から日曜休みを貰って、今日は朝から井ノ原さんと遊びに行く事になった。

メイクを最終確認し、タイツを穿いてると、呼び鈴がなった。



「はーい!開いてるから勝手にどうぞー?」



メイクに時間を掛け過ぎたのか、時計を見ると約束の時間を過ぎて居た。



「お前、鍵かけろ。危機感持て」



タイツを穿き終え、爪先部分を直す私に厭味が。
< 141 / 360 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop