最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~
数日後の休み、私は新しい白のミニワンピに袖を通した。
久々に、成美から日曜休みを貰って、今日は朝から井ノ原さんと遊びに行く事になった。
メイクを最終確認し、タイツを穿いてると、呼び鈴がなった。
「はーい!開いてるから勝手にどうぞー?」
メイクに時間を掛け過ぎたのか、時計を見ると約束の時間を過ぎて居た。
「お前、鍵かけろ。危機感持て」
タイツを穿き終え、爪先部分を直す私に厭味が。