最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~
...電話の主
『2週間の店長代行の業務が済んだら、関西エリアに異動だ――…』
本部長には話してた、佐由美との関係。
それが、何故かエリアのお客様相談センターに電話が来たようだ。
そして、異動が決まった。
例え繋がったままだとしても、俺と佐由美が離れれば、本部からすれば一件落着なんだろう。
涙を堪え、震えてる佐由美の手を握りながら、映画館から近い方の自分ん家に連れて行く。