最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~
クリスマスが懐かしい。

クリスマスに戻りたい。

叶わないとわかってても、今はそう願ってしまう。



「――もしもし?どうもこうも、元気ないですよ。えぇ……」



その場で誰かに電話を始めた香椎さんを無視して店内に戻ろうとすると、腕を掴まれてしまった。



「ちょっ、何ですかっ!?;;」



いきなりビックリするじゃないですか!

それに、危ないんですけど!

成美にだったら、絶対こんな危険な掴み方しませんよね?
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