最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~
『やっと出た。オーナーたち繋がらないし、どうなってんだよ』



「……海藤さん?」



…何で、海藤さんが電話して来るの?

だいたい、どこで番号がわかったの?

履歴書のあるロッカーの鍵は、下川さん・芽・成美しか持ってないし、常に持ち歩いてるんだよ?



『今、夜勤の子がいちゃもんつけられて困ってる。俺が出るにはまだ早いから、君が来て対処してくれない?』



「……は?」



…いやいや、助けてあげてよ。
< 194 / 360 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop