最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~
「女だからってな、俺は容赦しねぇぞ!!」



「……ちょっと表で話しましょうか」



「た、立石さん?;;」



もう、クビになっても良い。

私はユニフォームを脱ぎ、カウンターに投げ置いた。

そして、酔っ払いの腕を引っ張りながら外へと出た。



「あのさ、大人でしょ?クダラナイ事で喚いてて恥ずかしくない?」



「な、何だ!?店員がそんな言葉遣いで許されるのか!」



今は店員ではなく、人として話してるんだけど。
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