最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~
でも、やっと言えた。

やっと、伝えられた。

舜と知り合ったからこそ、こんなにも誰かを好きになれるって、知ったよ。

時に強く、時に弱くなるんだと教わった。



「当たり前やろ?俺は、佐由美に待ってて欲しい」



若くして結婚し、出産した成美と芽に、お客さんの中には“若いのにもう人生決めて勿体ない”と言う人が居た。

だけどそれは、若いとか関係ないよね。

それだけ、想い焦がしたって事だよね……?




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