最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~
でも、寂しさなんてない。

“いってらっしゃい”と、送り出しただけの事。

ちゃんと、ずっと2人で過ごせる日々がやって来るんだから大丈夫。

バスで戻り、帰りにお店に寄って成美をファミレスへと拉致る。



「強がってるけど、実は寂しいって?」



「ううん。ただ、舜のところに行く決心を固めた事だけ、伝えたくて」



「そっか。ついに決めたんだね」



もっと早く決心があれば、転勤の時に行けただろうね。
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