最低で構わないから～好きと言えずに時間は流れる～

「ちょっと、何を言ったんですかー？佐由美、泣いて……あ、切れた;;」



「もしかして、芽は海藤さんだけでなく、井ノ原さんにまで嫌われてたり？？」



「え？イケメンに嫌われるとか嫌よ！井ノ原さんに繋け直さなきゃ！」



けど、電話に出たと思えば、第一声で切られたらしく、その後しばらく、芽は落ち込んだままだった。

大人しい芽も、時々は良いって、成美は笑ってた。

――舜……？

早く、また会いたいね。